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第9回メール講座:相続手続きの進め方について(預貯金・株式編)

customer02

相続手続きは初めての経験なのでよくわかりません・・・customer07

自分で全部やってみようというのは、無茶な考えでしょうか??

customer06

預貯金・株式の手続きの進め方を教えてほしいです!!

故人様は、ほぼ100%の確率で「銀行預金」を残されていると思います。
また、投資のために証券会社に口座を開設して「株式」を所有されている方も少なくありません。

これら「預貯金・株式」については名義人本人が死亡すると、家族であろうとすぐに「預金を引き出したり・株式の名義を変更したり」できません。

そのため、預金・株式について「早く手続きを済ませたい」と思いながら、なかなか手続きが前に進まない方も多いです。

「相続手続き(預貯金・株式)の進め方」について理解し、「自分で手続きするのか」・「専門家に任せるのか」の判断基準としていただければと思います。

このページでは、「相続手続きの進め方(預貯金・株式編)」について司法書士が解説いたします。

預貯金・株式の相続手続き:おおまかな流れ

預貯金・株式の相続手続きでは主に以下の順番で手続きを進めていくことになります。

1.預金通帳・株式関係資料の確認
2.相続発生の連絡(銀行・証券会社に電話)
3.必要書類の取得
4.銀行(証券会社)への提出書類の作成
5.銀行(証券会社)へ相続手続きの申請
6.銀行(証券会社)での審査期間
7.完了書類の受取
8.預金通帳などの確認

以下、それぞれの手続きの進め方について簡単に紹介いたします。

1.預金通帳・株式関係資料の確認

預貯金・株式の相続手続きを進めるにあたって、まず「預貯金・保有株式」の調査が必要になります。

預金:銀行通帳やキャッシュカード
株式:証券会社からの郵送物

といった書類を探してください。

これらの書類から、故人様が所有されていた「資産」をハッキリさせておきましょう。

2.相続発生の連絡

預貯金・株式の相続手続きを進めるにあたって、次に「相続発生の連絡」をする必要があります。

電話にて「銀行(証券会社)」に、口座名義人に相続が発生した旨を伝えてください。

これにより、故人様の預金口座等が凍結されることになります。

3.必要書類の取得

銀行(証券会社)に相続発生の連絡をすると、自宅宛に「相続手続きの案内書類」が郵送されてきます。

その中に、手続きの必要書類についての案内があります。

【必要書類について】

・故人様の戸籍謄本
・相続人の戸籍謄本
・相続人の印鑑証明書

一般的な預貯金(株式)の相続手続きでは、このような書類が必要となります。

各役所にて、必要書類の取得をしましょう。

4.銀行(証券会社)への提出書類の作成

必要書類が揃ったら、銀行(証券会社)へ提出する書類を準備しましょう。

銀行(証券会社)から自宅に郵送されてくる「相続手続きの案内書類」の中に、相続人の皆様の調印書類が同封されています。

これらの書類に「相続人全員」の署名押印をして銀行(証券会社)への提出が必要となります。

5.銀行(証券会社)への相続手続きの申請

1.必要書類の準備
2.調印書類への記名押印

このふたつが終われば、いよいよ相続手続きの申請です。

手続きの申請は

1.最寄りの支店窓口に出向く
2.郵送で申請する

のいずれかの方法になります。

1の支店窓口で要する時間は「1時間半~2時間」くらいです。
支店窓口に出向くパターンでは少し時間はかかりますが、その場で担当者の方に書類チェックをしてもらえます。

そのため「不備があるのでやり直し」という面倒がありません。

2の郵送申請は、時間は掛かりませんが、不備があると少々時間が掛かってしまいます。

6.銀行(証券会社)での審査期間

申請した日に相続手続きが完了することはありません。

申請日から完了日まで「1~2週間」をかけて、銀行(証券会社)にて申請に不備がないかどうか審査をしています。

特に不備(訂正が必要な点)がなければ、約2週間後に無事に相続手続きが完了します。

もし、名義変更の申請に不備(訂正が必要なところ)があったときは??

この場合は、銀行(証券会社)から電話がかかってきます。

内容は、

「○○が間違っているので、訂正しに支店窓口まで来てください」(訂正の連絡)

「○○の書類が足りないので、書類を追加提出してください」(必要書類不足の連絡)

このような連絡があったときには、「最寄りの支店まで出向く」・「必要書類取得のため役所に書類請求する」という手間が必要になります。

7.完了書類の受取

やっと、預貯金・株式の相続手続きが完了いたしました。

手続きが終わると銀行(証券会社)から完了書類が書留郵便にて送られてきます。

郵送された書類の中に「預金(株式)についての明細書類」が同封されていますので、厳重に保管してください。

8.預金通帳等の確認

最後に、銀行の預金通帳を記帳しておきましょう。

相続手続きによる入金を確認したら、無事すべての手続きが完了です。

相続手続きの進め方(預貯金・株式編):まとめ

最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
少し長くなってしまいましたので、最後にまとめます。

【預貯金と株式の相続手続きの進め方】

1.預金通帳・株式関係資料の確認
2.相続発生の連絡(銀行・証券会社に電話)
3.必要書類の取得
4.銀行(証券会社)への提出書類の作成
5.銀行(証券会社)へ相続手続きの申請
6.銀行(証券会社)での審査期間
7.完了書類の受取
8.預金通帳などの確認

自分で手続きを頑張ると「2~3ヶ月くらい」かかると思います。
大変なときは、専門家へ相談することも良いかもしれません。

この記事を執筆した人  司法書士 椎名 秀樹(しいな ひでき) 東京司法書士会6856号

相談担当の司法書士

平成元年  千葉県匝瑳市生まれ
(九十九里の海沿いの街です)
平成20年 千葉県立成東高校卒業
(小学校~高校まで野球部に在籍)
平成24年 法政大学経済学部卒業
平成24年 司法書士試験合格
平成24年 都内司法書士法人に入社
平成27年 独立のため退社(3年間修業)
平成27年 日本みらいと司法書士事務所開設

趣味:読書(日本の小説が多いです。)
好きな作家:森見登美彦、三浦しをん、太宰治

「困っている人を助けること」・「人を笑顔にすること」ができる司法書士という資格に魅力を感じ、4年半という長い受験期間を経て司法書士になりました。

皆様の不安を安心に変えることができる司法書士という仕事に強い誇りを感じています。

地域に根差した親しみやすい司法書士となれるよう努力していきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

・次回の予告:次回は「失敗しない士業の選び方!賢い判断基準とは??」をお送りします。


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