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秘密証書遺言とは何?

「自筆証書遺言」=手書きの遺言書
「公正証書遺言」=公証役場で公証人に作成してもらう形式の遺言書
上記の2つの種類のどちらかの種類で遺言書を作成される方が大半を占めます。


事例としては珍しいのですが、公証役場で作成する遺言書の類型として「秘密証書遺言」があります。
このページでは、秘密証書遺言について紹介いたします。

秘密証書遺言とは?

秘密証書遺言とは、遺言書の「内容」を秘密にしたまま、「存在」のみを公証人に証明してもらう形式の遺言です。

内容を誰にも知られたくない時は、秘密証書遺言を作成するメリットがあります。

秘密証書遺言を作成するメリット

秘密証書遺言にて遺言書を作成する良い点・メリットは、主に以下の2点です。
以下に該当する方は秘密証書遺言を書くことがよいでしょう。

【秘密証書遺言のメリット1:遺言書の内容を秘密にすることができる。】

秘密証書遺言は、公証役場にて遺言書の存在のみを公証人に証明してもらう形式の遺言書です。
そのため、遺言書の内容を秘密にすることがでるメリットがあります。

遺言書の中身を誰にも知られたくないといった場合には秘密証書遺言を作成するといいでしょう。

秘密証書遺言書の存在については、公証人によって証明がされるので、遺言書が本物であるか偽物であるかについての争いは起こりません。

なお、秘密証書遺言書の内容(中身)については、証明がされません。
その結果、遺言書の形式(書き方)に不備がある場合には遺言書として効力を有しないこととなります。

なお、秘密証書遺言の書き方としては、遺言書の本文に関してはパソコンで作成しても問題ありません。

この点は、全文自筆で書かなければならない自筆証書遺言と異なります。署名については自筆でする必要がありますので注意が必要です。

【秘密証書遺言のメリット2:遺言書が偽造・変造される心配がない】

秘密証書遺言は、作成した遺言書を封印し、それに公証人が証明をします。
作成後、封が開けられていると秘密証書遺言としての効力はなくなるため偽造・変造の心配がないというメリットがあります。

ただし、秘密証書遺言を作成する際には、以下の3つについて注意が必要です。

秘密証書遺言を作成するときの注意点

【秘密証書遺言の注意点1】

秘密証書遺言を書く時は、証人を2人以上用意しなければなりません。

秘密証書遺言を作成する際には、公正証書遺言を作成する場合と同様に証人2人以上の立会いが必要となります。
なお、秘密証書遺言を書く遺言者の相続人等は証人となることはできません。

【秘密証書遺言の注意点2】

秘密証書遺言を書くには、公証人手数料が必要となります。

秘密証書遺言を作成するには、公証人の手数料が発生します。
手数料は、定額1万1000円となります。この点は、目的財産の価格に応じて手数料が変動する公正証書遺言とは異なります。

【秘密証書遺言の注意点3】

遺言書が発見されない可能性がある・検認が必要

秘密証書遺言は、作成者自身で保管することとなります。
そのため、相続開始後、秘密証書遺言書が発見されない可能性もございます。

遺言書の保管は、信頼できる第三者に保管を依頼するのが良いでしょう。

また、遺言書を発見した場合には、家庭裁判所にて検認という手続きをしなければなりません。
≪遺言書の検認についての解説はこちら≫

以上が、秘密証書遺言の概略の解説です。

【秘密証書遺言について:まとめ】
・秘密証書遺言という遺言書の形式がある
・秘密証書遺言は存在を公証人に証明してもらえる
・秘密証書遺言は内容は秘密にできる


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