公正証書遺言作成は自宅(病院)まで出張してもらえる?

生前にできる相続対策の代表例に「遺言書作成」があります。
遺言書を書いておくことによって、将来の相続トラブルを回避できるメリットがあります。

公正証書遺言」という遺言があります。
これは、公証役場の公証人に作成してもらう形式の遺言です。

では、公証人は遺言作成者の自宅等まで出張してもらえるのでしょうか?
必ず公証役場まで出向かなければならないのでしょうか?

このページでは「公正証書遺言作成は出張してもらえるのか」について解説いたします。

公正証書遺言とは?

まずはじめに、簡単に公正証書遺言について説明いたします。

公正証書遺言とは、「遺言」を「公正証書」で作成した文書です。

公証役場というものがあります。
こちらには「公証人」という人物が在籍しております。

簡単に言えば、公証人に作成してもらう遺言書が公正証書遺言です。

確実・安全である公正証書遺言

多くの専門家は遺言書作成の際「公正証書遺言」による遺言作成を推奨しております。

それは、公正証書遺言が「安全性・確実性」の観点から他の遺言形式より優れていると考えているからです。

公正証書遺言は、公証人により作成されるため確実に有効な遺言を作成することが可能です。
(遺言者が自分ひとりで遺言を書いた場合、法律要件を満たさずに遺言書として認められないケースも多くあります。)

また、公正証書遺言の原本は公証役場に保管されます。
そのため、保管の面からも安全安心です。

公証役場に出向いて作成

公正証書遺言は「公証役場」で作成することが一般的です。

ただ、遺言作成希望者の中には、

・足が悪くて外出が難しい
・病院に入院中である

という事情をお持ちの方も少なくありません。

このような方でも遺言書を作成できるのでしょうか?
それとも、遺言書作成を諦めなければならないのでしょうか?

結論:公証人に出張してもらえます!

さて、このページの本題です。
結論から申し上げますと、公証人に自宅や病院まで出張してもらうことは可能です。

・足が悪くて外出が難しい
・病院に入院中である

このような事情をお持ちの方でも諦める必要はありません。
公証人に自宅等に来てもらうことによって、問題なく公正証書遺言を作成することができるのです。

出張できる範囲について

では、公証人はどこまで出張してもらえるのでしょうか?

答えは「都道府県単位」となります。
同一の都道府県の範囲内であれば、公証人は出張可能です。

【公証人の出張の例】

・池袋公証役場の公証人(東京都豊島区)
→東京都中央区でも東京都葛飾区でも出張可能!!
→東京都町田市、東京都八王子市でも出張可能!!

このように同一の都道府県内であれば出張は可能です。
遠方であっても、同じ東京都内であれば出張してもらえるのです。

都道府県をまたいだ出張は不可

一方で都道府県をまたいでしまう場合には出張不可となります。

【公証人の出張の例】

・池袋公証役場の公証人(東京都豊島区)
→埼玉県には出張できない!!(距離は近いが不可)

埼玉県の病院まで出張してもらい場合には、埼玉県の公証役場にお願いする必要があります。

出張料金が発生します!

なお、当然ですが公証人に出張してもらった場合には「出張料」が発生します。
これは「交通費等の実費」のほか「公証人の出張料」が含まれます。

金額の詳細は各公証役場に問い合わせてみてください。

まとめ

ここまで「公正証書遺言は自宅等まで出張してもらえるか」について解説いたしました。
公証人は出張可能と覚えていただき、今後の遺言書作成にお役立てください。

・公正証書遺言という遺言がある
・公証人に作成してもらう形式の遺言
・公証人に自宅や病院まで出張してもらうことも可能
・その場合には出張料金が発生する


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