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遺贈による所有権移転登記(名義変更)とは?

遺言書により財産を贈与することを「遺贈」といいます。
(遺贈の具体例:「私Aは甲土地をBに遺贈します」)

遺贈により財産を相続人・相続人以外の第三者に譲り渡すことができます。

不動産の遺贈:遺贈登記が必要となる

不動産の遺贈があったときは、登記名義人を「遺言者→受遺者」に変更することが必要です。

この不動産名義変更のことを「遺贈による所有権移転登記」といいます。

このページでは、遺贈による所有権移転登記(不動産の名義変更)について解説いたします。

遺贈登記の当事者について

遺贈の登記は、受遺者(=遺贈を受ける人)が単独で登記を行うことは出来ません。(相続登記とは異なる)

1.受遺者・遺言書の相続人全員
2.受遺者・遺言執行者

上記いずれかの方法(共同申請)で登記手続きを行います。

遺言執行者とは?

遺言執行者とは遺言書を書いた人に代わって遺言書(遺贈登記)の内容を遂行していく人のことです。

遺言書の中で「遺言執行者に○○を選任する」という記載があれば、その方が遺言執行者になります。

ただ、遺言書の中で遺言執行者が定められていない場合もあります。
このときは、家庭裁判所にて遺言執行者を選任してもらうことも可能です。

遺贈登記には遺言執行者は必要なの?

なお、遺贈登記に遺言執行者は必ずしも必要ではありません。

ただ、遺言執行者が選任されていない場合は、遺言者の相続人全員に遺贈登記に協力してもらう必要があります。

他のホームぺージでは遺言執行者を選任した方が良いという記述もありますが、基本的には不要であると思います。
(費用等も掛かってしまいます)

遺言執行者を選任した方がよいケースもある

ただ、事例によっては遺言執行者を選任した方がよいケースも存在します。

・相続人の人数が多い
・疎遠な相続人がいて連絡するのが難しい

というようなケースは遺言執行者を選任することで手続きがスムーズに進むことがあります。

遺贈登記の必要書類について

ここからは、遺贈登記の際の必要書類について解説いたします。

遺贈の登記に必要な書類は「遺言執行者の有無」によって少々異なります。
以下、両方のケースについて説明いたします。

遺言執行者がいないときの遺贈の登記

遺言執行者がいない場合の遺贈登記では、下記の書類が必要書類となります。

・遺言書

・遺言者の戸籍謄本

・遺言者の住民票の除票又は戸籍の附票

・相続人全員の戸籍謄本

・遺贈の対象不動産の権利証(登記識別情報)

・相続人全員の印鑑証明書

・受遺者(遺贈を受ける人)の住民票

・固定資産税評価証明書

遺言執行者がいるときの遺贈の登記

次に「遺言執行者がいる場合」の必要書類です。

この場合、相続人に関する書類は不要となります。
その代わり、遺言執行者の書類が必要となります。

必要書類は以下のとおりです。

・遺言書

・遺言者の死亡した記載のある戸籍謄本

・遺言者の住民票の除票又は戸籍の附票

・遺贈の対象不動産の権利証(登記識別情報)

・遺言執行者の選任審判書(家庭裁判所にて選任されたとき)

・遺言執行者の印鑑証明書

・受遺者(遺贈を受ける人)の住民票

・固定資産税評価証明書

遺贈の登記にかかる税金(登録免許税)とは

遺贈による不動産登記をするとき、法務局に一定額の税金を納める必要がございます。
これは登録免許税という名称の税金です。

なお、登録免許税の金額は、

・相続人以外に対する遺贈
・相続人に対する遺贈

で金額が異なります。

以下、それぞれの事例について解説いたします。

相続人以外への遺贈登記(通常)

相続人以外への遺贈登記の場合、「不動産の固定資産評価額の2%相当額」が登録免許税の金額となります。

【具体例】
1000万円の土地の遺贈
1000万円×0.02=「20万円」

20万円が登録免許税となります。

相続人に対する遺贈

相続人に対する遺贈登記の場合、免許税の金額が安くなります。
この場合、「不動産の固定資産評価額の0.4%相当額」が登録免許税となります。

【基本事例】
1000万円の土地
1000万円×0.004=「4万円」

4万円が登録免許税となります。

まとめ

ここまで遺贈登記(不動産の名義変更)の解説いたしました。
遺贈登記の手続き概要をご理解いただき、今後の遺産相続にお役立てください。

≪所有権移転登記(遺贈)の登記申請書の書式・ひな形≫はこちら

・不動産の遺贈があったときには、「遺贈の登記(名義変更)」が必要
・遺贈の登記は受遺者・遺言者の相続人全員(又は遺言執行者)が共同で登記申請する
・遺贈登記には遺言執行者は必ずしも選任する必要はない


・相続手続きフルサポートの内容&費用(日本みらいと司法書士事務所)

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