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遺言書検認・遺言執行者選任の手続きの順番

遺産相続が発生し、故人が生前に書いていた遺言書が発見されるケースがあります。

手書きの遺言書であれば、まず家庭裁判所にて「遺言書の検認」をしなければなりません。

また、遺言執行者が必要な場合には「遺言執行者の選任」も併せて行う必要があります。

・遺言書の検認
・遺言執行者の選任

この2つの手続きは同時に進めることができるのでしょうか?
それとも、決められた順番があるのでしょうか?

このページでは「遺言書検認・遺言執行者選任の手続きの順番」について解説いたします。

遺言書の検認とは?

手書きの遺言書(自筆証書遺言)の場合には、家庭裁判所で「遺言書の検認」が必要になります。

遺言書の検認手続により、遺言書が開封され当事者に内容が知らされます。検認の日現在における遺言書の内容を明確にして遺言書の偽造・変造を防止するための手続です。

遺言執行者の選任とは?

遺言執行者とは「遺言の内容に従って遺産相続を進める人」のことを指します。

相続手続きを進めるなかで、遺言執行者が必要な場合には家庭裁判所に「遺言執行者の選任申立て」を行うことが可能です。

まず、遺言書検認を行い、そのあとに遺言執行者の選任という順番!

・遺言書の検認
・家庭裁判所での遺言執行者の選任

この2つの手続きは「進める順番」が決まっています。2つ同時に進行することはできません。

順番としては、

1.まず遺言書の検認

2.その後、遺言執行者の選任

という流れです。

まず遺言書の検認(開封)をして遺言執行者の指定の有無をチェック!

遺言執行者は遺言者が遺言書の中で指定することも可能です。
遺言書の中で指定されていない場合、その後に遺言執行者選任に進みます。

ですので、まず遺言書の内容を確認する「遺言書検認」が「遺言執行者選任より」先になります。これは絶対です。

遺言執行者選任申立てには「検認済み遺言書」の提出が必要になる!

家庭裁判所に遺言執行者の選任申立てをする場合、提出する必要書類が決まっています。
(詳細は裁判所のHPを見てください。)

必要書類の中に、

・遺言書写し又は遺言書の検認調書謄本の写し

が含まれているので、「遺言執行者選任」より先に「遺言書検認」が必要ということもお分かり頂けると思います。

遺産相続例:遺言書検認、遺言執行者選任の進め方

ここまでの説明から「遺言書検認・遺言執行者選任」の手続き順序についてご理解いただけたと思います。
最後に、具体例にて「遺言書検認・執行者選任の流れ」を紹介します。

【具体例】
Aさんが死亡(自筆証書遺言あり)
・所有不動産を息子Bさんに遺贈するという遺言書
・現時点では遺言執行者の指定なし

1.まず、必要となる戸籍謄本等の準備

2.家庭裁判所での遺言書検認

3.遺言執行者の選任申立て

4.法務局での遺贈登記(不動産名義変更)

という順番で手続きを進めていくことになります。

まとめ

ここまで「遺言書検認・遺言執行者選任の手続きの順番」について解説をしてきました。
故人の自筆証書遺言が発見されたときには、このページで説明した順番に従って遺産相続手続きを進めてください。

・遺言書検認と遺言執行者選任には順番がある
・遺言書検認→遺言執行者選任という順番


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