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被相続人の配偶者が死亡している場合、
(亡夫・亡妻)の戸籍謄本は必要か?

相続が発生した場合、相続人(遺産を引き継ぐ権利のある人)は法律により定められています。

現行の制度では、故人に配偶者がいる場合、配偶者は常に相続人です。よって、相続手続きを進めていくにあたって相続人である配偶者の戸籍謄本は必須の書類といえるでしょう。

では、今回の相続対象者(被相続人)の手続きを進めていくにあたり、配偶者がすでに亡くなっている場合はどうなるのでしょうか??

このページでは、相続手続きを進めるにあたって、被相続人の配偶者が亡くなっている場合。配偶者の戸籍謄本は必要なのかどうかについて解説していきたいと思います。

相続発生の順番により必要な戸籍謄本の量が変わります!

現行の相続制度は複雑です。死亡の先後によって必要な戸籍謄本の種類が変わってくることをまず理解してください。

これから具体的事例に沿ってご紹介いたします。

今回の相続対象者の死亡日より前、配偶者が先に死亡している場合

【事例】
被相続人:夫Aさん(平成29年死亡)

家族構成
・(亡)妻Bさん(平成20年死亡)
・長男Cさん

この場合にまず必要な戸籍謄本は

1.被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
2.相続人(長男)の現在の戸籍謄本

となります。

問題は先に亡くなっている被相続人の配偶者Bさんの戸籍謄本です。

【結論:Bさんの戸籍謄本は特別に準備する必要はない!】
被相続人より先に死亡している配偶者(Bさん)の必要戸籍謄本は、

婚姻~死亡まで

になります。

ここで先ほど記載した表を確認してください。

「1.被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本」こちらを取得すれば、この中に配偶者であるBさんの「婚姻~死亡まで」の記載があります。

よって、被相続人より先に死亡している配偶者については、特別に戸籍謄本を準備する必要はありません。

出生~婚姻までは不要なの??

出生~婚姻までの戸籍謄本について、今回は不要です。

「同時存在の原則」といって、相続開始時に生存していない人は相続する権利を有しません。
よって、故人が亡くなったときに生存していないBさんは相続人とはならないからです。

今回の相続対象者の死亡日より後に配偶者が死亡している場合

【事例】
被相続人:夫Dさん(平成20年死亡)

家族構成
・(亡)妻Eさん(平成29年死亡)
・長女Fさん

この場合にまず必要な戸籍謄本は

1.被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
2.相続人(長女)の現在の戸籍謄本

となります。

問題は被相続人の死亡後に亡くなっている配偶者Eさんの戸籍謄本です。

【結論:Eさんの出生~死亡までの戸籍謄本が必要になる!】

被相続人より先に死亡している配偶者(Eさん)の必要戸籍謄本は、

出生~死亡まで

になります。

なぜ出生から死亡までの戸籍謄本が必要なの??
婚姻から死亡までではダメなの??

今回は死亡の順序が①被相続人D→②その配偶者Eとなっています。

Dさんの死亡時にEさんが生存していたということは、Dさんの遺産相続に関してEさんも相続する権利を持っていたということです。
そして、その後Eさんは亡くなりました。

今回は

・Dさんの遺産相続
・Eさんの遺産相続

の2つがあるということです。

その結果、今回の必要戸籍謄本は

1.被相続人(D)の出生から死亡までの戸籍謄本
2.配偶者Eの出生から死亡までの戸籍謄本
3.相続人(長女)の現在の戸籍謄本

となります。

以上が、「被相続人の配偶者が死亡している場合、(亡夫・亡妻)の戸籍謄本は必要か?」という論点に対する解説です。


・日本みらいと司法書士事務所(トップページ)

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