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相続分の譲渡と遺産分割協議の関係は?

相続が発生したとき、相続人は法定相続分を持っています。

一般的には、遺産分割協議(話し合い)をして相続方法を決めていくことが多いのですが、相続分の譲渡という制度があります。

遺産分割協議前であれば、相続分を有する相続人は、他人に自分の相続分を譲渡することができます。このことを相続分の譲渡といいます。

相続分の譲渡を受ける人は、相続人や相続人以外の他人でも構いません。
相続分の譲渡があった時には遺産分割協議の当事者に注意が必要です。

このページでは相続分の譲渡と遺産分割協議について解説いたします。

相続分の譲渡と遺産分割協議:相続人に相続分が譲渡された

相続人が他の相続人(兄弟など)に相続分を譲渡したケースです。

相続分譲渡の具体例:
被相続人A
相続人B・C・D
相続人Bが、相続人Cへ自分の相続分を譲渡

この場合、遺産分割協議の当事者はC及びDとなります。
相続人Bは遺産分割協議に参加する必要はありません。

相続分とは「相続人が遺産全体の上に持つ包括的持分または相続人の地位」です。

相続分を譲渡したBは、相続人としての地位をCに譲渡しておりますので遺産分割協議に参加する必要は無いということです。

相続分の譲渡と遺産分割協議:相続人以外に相続分が譲渡された

相続人が、第三者に相続分を譲渡したケースです。

相続分譲渡の具体例:
被相続人A
相続人B・C・D
相続人Bが、第三者Eへ自分の相続分を譲渡

この場合、遺産分割協議の当事者はC・D及びEとなります。
相続人Bは遺産分割協議に参加する必要はなく、相続分の譲渡を受けたEが遺産分割協議の当事者となります。

相続分の譲渡を受けた人は、相続人の地位を引き継ぐことになります。
よって、相続人と同じように扱う必要がございます。

第三者に相続分の譲渡がされたときの対応

上記の具体例でBが相続分を第三者のEに譲渡した場合、第三者のEは相続分を持つことになり、遺産分割協議はC・D・Eですることになります。

第三者に相続分を譲渡されてしまうと、譲受人が相続人として振る舞うことになり、遺産相続が円満・円滑に進まないリスクが大きくなります。

このような事態に備えて、第三者に相続分が譲渡されたときは、他の相続人は金銭などを支払って相続分を取り戻すことが認められています。

以上が、相続分の譲渡と遺産分割協議についての解説です。

【相続分の譲渡と遺産分割協議のまとめ】
・相続分の譲渡とは、相続人の地位の譲渡である
・相続分の譲渡をした人=遺産分割協議に参加しない
・相続分の譲渡を受けた人=相続人でなくても遺産分割協議の当事者になる


・相続税申告.com(東京 池袋 相続税申告)

・日本みらいと司法書士事務所(トップページ)

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