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相続人のひとりが死亡してしまった場合は?

相続が発生すると、相続人の全員で遺産の分け方についての話し合い(遺産分割協議)をすることになります。

ただ、相続発生後、相続手続きをすることなく長年そのまま放置されている方も多くいらっしゃいます。

相続を何年も放置していると、相続人のうちの一人が死亡する(=更に相続が発生する)ケースが考えられます。
このような事例を「数次相続」といいます。

数次相続が発生した場合の相続関係はどうなるのでしょうか?
相続人のひとりが死亡している場合は、どう扱えばよいのでしょうか?

このページでは、相続人の一人が死亡してしまった場合について解説します。

相続人のひとりが死亡:遺産相続の当事者は誰?

相続手続きをしない間に、相続人のうち一人が死亡することがあります。

このようなケースを数次相続といいます。
この場合は相続人(当事者)の判断が難しくなります。

具体的には、「死亡した相続人の相続人」が遺産相続の当事者となります。

具体例:相続人のひとりが死亡したケースの相続人

以下、具体例をもとに「相続人のひとりが死亡した事例」について解説いたします。

【基本事例】
平成15年に池袋幸夫が死亡、幸夫の相続人はキミ子、美智子の2人
平成27年に美智子が死亡、美智子の相続人は美雪の一人

という事例を想定してください。
図にすると以下のような権利関係となります。

相続人のひとりが死亡したとき

相続人のひとりが死亡してしまった場合

相続人の子(孫)が相続人となる

上記のように、相続人のうちの一人が死亡しているときは「相続人の相続人」が遺産相続の当事者となります。

今回の例でいえば、本来は「キミ子・美智子」の2人が相続人です。
ただ、相続手続きをしない間に「美智子」に相続が発生しています。(数次相続)

そのため、「美智子」が取得していた相続権は孫である「美雪」に移ります。
結果として、「キミ子と美雪」が相続人となるのです。

今後は2人で遺産分割協議をして相続手続きを進めることになります。

実際に起こりうる相続人死亡の事例はもっと複雑なことが多い!

今回、上記具体例で示したのはごく単純な事例です。

実際に起こりうることは、とても複雑になります。
(10年以上相続手続きが放置されているケースも珍しくない)

何十年も前の相続が放置されている場合には、当時の相続人の大半が死亡しております。
その結果「相続人が20人、30人」と増えてしまうのです。

相続人が大人数になると、相続をまとめるのがとても大変です。
「疎遠な親族・面識のない親族」が遺産相続の当事者となるのです。

この場合は、

・通常よりも時間・労力がかかる。
・通常よりも費用が多くかかる。
・面識の無い相続人がいると、話し合い(遺産分割協議)をまとめるのが難しい。
・遺産分割協議がまとまらないと、調停・審判など裁判手続きが必要になる。

など手続きがとても大変になるのです。

相続手続きは早めに済ませることを推奨

相続税申告を除き、財産の名義変更については現在は期限がありません。
そのため、手続きをそのままにしておく方も多いです。

ただ、それはあまり推奨できません。
というのも、相続手続きを放置してしまうと相続人のうち死亡する人が出てくるからです。

相続人が増えてしまうと、話し合いをまとめるのも大変になります。
上記のような危険性があるため、相続は現在の相続人の構成が変わらないうちに済ませることが良いでしょう。

まとめ

ここまで相続人のうち一人が死亡している場合について解説しました。
「相続人の相続人」が権利を取得するということを覚えていただき、今後の相続手続きにお役立てください。

・相続手続きをしない間に相続人のひとりが死亡するケースがある
・このような場面を「数次相続」という
・相続権は相続人の相続人(孫など)に移る
・相続を放置していると、相続人の一人が死亡し複雑な相続になってしまう
・早めに手続きを済ませることを推奨


・相続手続きフルサポートの内容&費用(日本みらいと司法書士事務所)

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