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相続登記をしないことによる罰則はある?

故人名義の不動産がある場合には相続登記が必要です。
(相続登記とは不動産を「故人→相続人」に名義変更する手続き)

多くの方は、所有者の死亡後すぐに相続登記を申請します。
しかし、中には何年も相続登記をしないまま放置している方もいらっしゃいます。

放置してしまった場合、罰則規定はあるのでしょうか?
このページでは「相続登記をしないことによる罰則の有無」について解説いたします。

結論:相続登記をしないことによる罰則はナシ!

はじめに結論からお伝えいたします。

現行の制度では、相続登記をしないことによる罰則規定は設けられておりません
以下、詳細を説明いたします。

罰金の支払いは無い

「罰則規定がない」というのは、手続きが遅れたことによる罰金がないということです。
関係役所から過料(罰金)の支払いを求められることはありません。

この点は「会社法人登記」と混同しないようにご注意ください。
(会社法人の登記は登記懈怠による過料・罰金がある)

延滞金の支払いもありません!

また、相続登記の際には法務局に「登録免許税」という税金を支払います。
これは「不動産評価額×0.004」の金額です。

登録免許税に関しても、手続きが遅れたからといって延滞金が掛かることはありません。
登録免許税額が上乗せされることもありません。

この点は「相続税」と混同しないようにご注意ください。
(相続税は期限内に行わないと延滞金が掛かる)

相続登記に期限は設定されていない

では、なぜ相続登記を放置していても罰則はないのでしょうか?
それは、現行制度では相続登記に「期限」が設けられていないためです。

期限が無いため、十年以上も相続登記をしないままという方も稀に存在します。

申請は当事者の任意(義務でない)

相続登記の申請は、現行制度では義務ではありません。

そのため、司法書士・法務局からは

・なるべく早めに相続登記を済ませてください
・相続登記を早急にした方が良いです

としか言えません。

登記申請をするかどうかは、当事者の意思に任されているのです。

今後は義務化される可能性あり

上記説明のとおり、現行の制度では相続登記は「義務」ではありません。

しかし、数年前より「相続登記義務化」の論議がされています。(現状では未定)

そのため、多少面倒ではありますが早めに相続登記を済ませておくと良いでしょう。

固定資産税の支払いは必須

少し話がずれますが、最後に固定資産税の支払いについて説明しておきます。

ここまで、

・相続登記をしないことによる罰則はない
・罰金、延滞金もない

という説明をいたしました。

これと混同してはいけないのが「固定資産税の支払い」です。

固定資産税は支払いが必須(罰則もあり)

固定資産税に関しては必ず支払う必要があります。
これに関しては、支払わないことによるペナルティーは多いです。

・延滞金が上乗せされる
・不動産が差し押さえられる
・不動産を強制競売にかけられる

などが考えられます。

相続登記をするかどうかは各人の任意ですが、固定資産税の支払いは強制です。
くれぐれもお間違えのないようにお気を付けください。

(「固定資産税を毎年きちんと支払っている&相続登記をしていない」という方は結構多いと感じています。)

まとめ

ここまで「相続登記をしないことによる罰則規定」について解説いたしました。
上記内容を参考に、今後の相続登記にお役立てください。

・現状では相続登記が遅れたことによる罰則はなし
・罰金、延滞金も発生しない
・相続登記申請は義務規定ではない(今後変更の可能性あり)
・申請するかどうかは各人の自由意思


・相続手続きフルサポートの内容&費用(日本みらいと司法書士事務所)

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