相続登記申請~完了までの日数(登記完了日)
故人所有の不動産について行う相続手続きを「相続登記」といいます。
相続登記は「法務局」という役所に対して申請をする手続きです。
実は「相続登記申請~登記完了」までには結構時間がかかります。
申請したその日にその場で手続き終了なんてことはないのです。
では、いったい登記完了までどれくらい日数を要するのでしょうか??
このページでは「相続登記申請~手続き終了までの日数(登記完了日)」について解説いたします。
相続登記申請から「1週間~10日くらい」日数を要する
相続登記など不動産登記を申請したとしても、当日で登記完了となることは滅多にありません。
【相続登記申請~登記完了までの流れ】
1.相続登記の申請
2.法務局(登記官)による審査
(3.訂正事項があると電話がかかってくる)
4.無事に登記完了する
という流れです。
各法務局により差はありますが、登記申請~登記完了まで「1週間~10日くらい」の場合が多いと感じています。
法務局による内容チェックの期間
では、その間に何をしているかというと「法務局(登記官)による内容チェック」が行われています。
内容に不備があった場合「例:書類が不足している・書き間違い箇所がある」には法務局から電話がかかってきて訂正を求められます。
申請内容に訂正事項があると
・申請内容の補正
・申請の取下げして再度申請
ということがありますので、通常より更に登記完了までに日数を要します。
登記完了予定日を知る方法がある!
相続登記申請後「いつ終わるのから...申請に不備はないかな...」とドキドキして過ごす方も少なくないと思います。
実は、登記を申請した日から、登記の完了予定日がいつなのか調べることができます。
法務局の申請窓口に書いてある!
法務局の窓口に直接申請に行く方は、窓口にて登記完了日を確認すると良いでしょう。
申請窓口の横に「登記完了予定日」についての情報が公開されています。
インターネットでも登記完了日を調べられる!
インターネット(法務局のホームページ)にも登記完了日の情報が公開されています。
東京の登記完了予定日
(他の地域は「都道府県名+登記完了日」で検索すると一番上に出てくると思います。)
権利登記の方をチェック
不動産登記の登記完了日の欄には
・表示登記
・権利登記
という2つの情報があります。相続登記は「権利登記」の方です。「権利登記の登記完了日」を確認するようにしてください。
登記申請日は書類が法務局に到達した日
遠方の不動産の相続登記等は「郵送申請」により相続登記を進める方が多いと思います。
郵送申請の場合には「申請書の法務局到達日」が申請日になります。
また、「半ライン申請」(オンライン申請をして添付書類は郵送で送る申請形式)の場合には「添付書類の法務局到達日」が申請日になります。
不備がない場合、早い日数で登記完了になることも多い!
もちろん申請内容に不備があれば登記完了予定日に登記が無事終わることはありません。
申請内容に何も問題点がない場合、「登記完了予定日より早く手続きが終わる」ということも珍しくありません。
登記完了しても「終わったよ!」という電話は来ません!
登記完了予定日(補正日といわれます。)を過ぎて何も連絡が来なかったという場合には、無事に相続登記が完了しているということです。
法務局は登記完了日までに「補正事項がある場合のみ」電話をかけてきます。
何も連絡がないようでしたら「登記が完了している」ということですので、完了書類を受け取りに行きましょう。
まとめ
ここまで「相続登記申請~手続完了までの日数(登記完了日)」について解説をしてきました。
今後の相続登記手続きのお役に立てれば大変嬉しく思います。
・相続登記申請~登記完了までは「約1週間」
・登記完了予定日の情報が公開されている
・後記完了日は「法務局窓口・インターネット」で調べられる。