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数次相続と代襲相続の比較

相続登記・相続手続きを進める際に、複数の相続が発生して事例が複雑になっている場合が多々あります。

この場合は、「数次相続」又は「代襲相続」が発生している事例と言えます。

相続が発生する順番によって数次相続・代襲相続と呼び方が変わります。

このページでは、数次相続・代襲相続の比較について解説いたします。

数次相続とは

まず、数次相続です。
数次相続とは、「被相続人の死亡後、相続登記や遺産分割協議をしない間に相続人が死亡してしまった場合の相続」です。

・親の死亡後、遺産相続手続きをしない間に子にも相続発生
・夫の死亡後、手続きをしない間に妻が死亡する

などが数次相続の代表例です。
数次相続では「2段階で(親死亡→子死亡)」遺産相続が発生しています。

そのため、相続対象者の判断が非常に難しくなります。

具体例(数次相続)
祖父Aに相続発生(平成10年)
このとき相続人は長女B・次女Cの2人でした。

相続手続き(遺産分割協議をしない間)にB(Aの娘)が死亡。
Bには息子Dがいる。

このようなケースが数次相続の代表例です。

上記の数次相続例では、「Aの死亡によってBが相続した権利」は、Bの相続人であるD(Bの息子・Aの孫)へ移ります。

その結果、Aの遺産相続について次女Cと孫Dが当事者となります。

なお、数次相続の際に作成する遺産分割協議書には、数次相続特有の記載として誰の相続人として協議に参加しているのかを記載する必要があります。
(例:B相続人D)

代襲相続とは

次に、代襲相続です。代襲相続とは、「被相続人の死亡以前に相続人が死亡してしまった場合の相続」です。

・親の死亡より先に子が亡くなっている場合
・親子が同時に死亡した場合(不慮の事故など)

には、代襲相続が適用されます。
代襲相続により下の世代(孫)に相続権が移っていくこととなります。

【具体例(代襲相続)】
祖父Aに相続発生(平成20年)
Aさんには長女B・次女Cの2人の子供がいました。

しかし、長女Bさんは平成15年(Aさんの死亡より前)に亡くなっており、Bには息子Dがいる。

このような場合を代襲相続といいます。

この場合のAの相続人は、C及びD(Bの娘・Aの孫)となります。

DがBを代襲して相続人となるということです(代襲相続人)。

代襲相続と数次相続は「死亡の先後」によって呼び方が異なる

Aさんという方の遺産相続を基準に考えて

・Aの死亡より先に推定相続人が死亡している(代襲相続)
・Aの遺産相続手続きをしない間に相続人が死亡している(数次相続)

となります。

数次相続と代襲相続のとき:名義変更手続きが複雑になる

数次相続や代襲相続の事例は、複数の遺産相続をまとめて処理する必要があります。
そのため、各種相続手続きがとても複雑になります。

具体的には「準備すべき書類の量」が大変多くなります。また、相続関係が複雑になっているため「誰が相続人なのか?」という判断を間違えてしまう方も少なくありません。

数次相続や代襲相続に該当するときは、全て自分ひとりで解決するのは難しいと考えて、第三者(専門家)の意見を参考に進めていくことが良いでしょう。

以上が、数次相続と代襲相続の比較についての解説です。

数次相続と代襲相続のまとめ
・数次相続=相続発生後に相続人が死亡しているケース
・代襲相続=相続発生前に相続人が死亡しているケース
・複数の相続が発生している(数次相続・代襲相続)のケースは複雑なので手続きが難しい


・相続税申告.com(東京 池袋 相続税申告)

・日本みらいと司法書士事務所(トップページ)

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