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相続人の立替金の精算方法とは?

相続発生前後で、相続人のひとりが費用支払いを立て替えているというケースは多いです。(葬儀代・永代供養代ほか)

この立替金については遺産分割時に精算を行うのが一般的です。
では、どのような精算処理をすればよいのでしょうか?

このページでは「相続人立替金の精算方法」について解説いたします。

立替金の精算が必要となる経緯

まず、どういった場面で「立替金の精算」が必要となるのでしょうか。

故人の相続発生前後には、支払いを要するものが多くあります。
(これらについては、故人のお金の中から支払いを済ませる方が多いです。)

親族の方が立替払いしていることも

ただ、相続人のひとりが「立替払い」をしていることも珍しくありません。

立替金の精算をしない場合、

・費用負担している人
・費用負担していない人

の間に不公平が生じます。

当事者間での公平な費用負担」という観点から、遺産分割協議の際に「立替金の精算に関する協議」を行うことが一般的です。

立替金の費用精算の方法

立替金の精算方法は、

1.立替金の集計(領収書集め)
2.精算

という流れとなります。

以下、それぞれについて詳細を解説いたします。

1.立替金の集計

まず、立替金の金額を確定させなければなりません。

領収書があるものに関しては、支払い時の領収書を用意してください。
(領収書がでないものについては支払い概要がわかるメモ書き等)

集めた資料をもとに

・誰が
・どれくらいの金額

の立替金があるのかをハッキリさせましょう。

2.精算

上記で「各人の有する立替金」の金額が明らかになりました。
これからは実際に精算処理に入っていきます。

精算方法については、以下具体例をもとに解説いたします。

具体例:相続人が有する立替金の精算

【基本事例】
故人:A
相続人:長男B、二男C

・二男Cが立替金100万円ある
・遺産は預金が1000万円
・遺産は兄弟2人で半分ずつ相続すると決定

というケースを想定してください。

1.遺産総額から立替金の分を差し引いておく

本ケースでは「預金1000万円」の相続財産があり、こちらを半分ずつ相続する事例です。

ただ、立替金があります。
そのため、まず遺産から「立替金100万円」を差し引いておきましょう。

・1000万円-100万円=900万円

900万円を半分ずつ遺産分割

この900万円を半分ずつ相続します。
結果として

・長男B=450万円
・二男C=450万円

となります。

二男Cに立替金の分を加算

一番最初に「立替金を差し引く」作業をいたしました。
最後に「差し引いておいた立替金分」を二男Cの取り分に加えます。

・二男C=450万+100万(立替金分)=550万円

最終的な遺産分割結果として

・長男:450万円
・二男:550万円

という結論になります。
以上で「立替金の精算済み」の状態となりました。

上記の具体例で紹介したのは「遺産の中から精算をする」という方法です。

・遺産の中で
・遺産分割時に精算する

という場合には、こちらの方法をご活用ください。

精算方法は上記の方法でなくても構わない

ただ、立替金の精算方法は上記の方法に限られません。

1.半分ずつ預金を相続する
2.立替金相当額を振り込む
(立替えてもらった人→立替えた人に対して)

という方法でも良いです。

また、

・立替金がある相続人
・この人物が全ての遺産を相続する

といったケースでは「立替金の精算をしない」ということもあります。
(多くもらうのだから、その分費用関係は全て負担するということ)

こういった方法でも問題ありません。それぞれの家族の事情に応じて柔軟に対応可能です。

まとめ

ここまで「相続人が有する立替金の精算方法」について解説しました。

上記で紹介した処理方法を覚えていただき、今後の遺産相続にお役立てください。

・相続人が立替金を有しているケースがある
・遺産分割時に精算することが一般的
・最初に「立替金分」を差し引く
・最後に負担者の取り分に「立替金分」を加える


・相続手続きフルサポートの内容&費用(日本みらいと司法書士事務所)

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